「……うっ……ふぇえ……」 「アホ泉穂」 「ふぇっ…アホじゃな……」 「やっぱ超アホ」 「ふえぇーーーん……」 子どもみたいに大泣きすると、アキは困ったように微笑んで、あたしの頭に手をのせた。 優しく髪をなでてくれるから、涙はますます勢いを増した。 ……扉を、もっと開けてほしいと思う。 本当のアキを、もっと見せてほしいと思う。