川崎兄妹とは電車が別だから、駅からはアキとふたりだった。 いつも通りの他愛ない会話をしながら帰り、家の前で別れた。 「ただいまー」 「おかえり。ゴハンは?」 「食べてきたー」 「またぁ? せっかく準備してたのに。連絡くらいよこしなさいよ」 お母さんの小言を聞き流し、階段を上る。 はぁー。今日はホントによくしゃべったなぁ。 心地いい疲労感に包まれながら部屋に入り、電気をつけた。