「おいおい、かぐや。さっきから黙ったまんまじゃねーか」 うつむきっぱなしの川崎妹の背中を兄がバシッと叩き、視線が川崎妹に集まった。 たしかに。自己紹介したあとは一言も発してないな、この子。 「だ、だって……緊張して……」 お。しゃべった。 てか声小っさ。 「まさかお兄ちゃんが、わたしの憧れの人とお友達だなんて……」 はいっ!? 憧れの人? やめてよ。マジ困るんですけど。