一体全体、この展開は……。 「あの……アキ」 「何?」 「なんで、あたしなんかのために……」 おずおず尋ねると、アキは店内のアクセサリー売り場をながめながら答えた。 「別にお前のためってワケじゃねーし。誕生日は、誰にとっても特別なモンだろ」 「……」 「この世に生まれてきて、今日も生きてて。すげー幸せなことじゃん。 だから祝いたいって思うのは、普通じゃねーの?」