「へぇ。目、悪いんだ。 コンタクトは?」 そう聞き返すアキの口調は優しくて、あたしはよけい惨めになった。 ……んだよ、バカヤロー。 クールぶってても所詮、モカみたいな可愛い子の前じゃデレデレかよ。 「えー、コンタクトとか無理ですよぉ。目の中に異物入れるなんて、あたし怖くてできないもん」 モカの声色がいっそう高くなった、そのときだった。 フッ……と。 鼻で笑うような音が、かすかに聞こえた。 「おかしーね、あんた。 カラコンは平気なのに?」