モカの白い手が、さりげなくアキの腕に触れる。 さっきまで不機嫌だったアキも警戒心を解いたのか、いつもの涼しい表情に戻っていた。 テーブルの方へ歩いて行くふたりの後ろ姿は、お似合いの恋人同士に見えた。 ……なんで、胸がモヤモヤするんだろう。 アキを誘えと言ったのはモカ。 こうなることは最初から決まってたじゃん。 なのに、モヤモヤ。 いや、ムカムカ? ……どうでもいいか。