「や、それがはぐれちゃって」 「ホントに?」 「ホントだってば。今から探す――」 「ちょっと~。あの人超カッコよくない?」 ふいに耳に飛びこんだ話し声に、あたしはピクリと反応する。 「カッコイ~。てかキレイ系?」 もしかして。 ヒソヒソ話をする女の子たちの視線を辿ってみると。 あぁ、やっぱり……。 普通、ここまで見つけやすいヤツはいないだろ。