憧れの人は、バスの中




「ねぇちゃん!!」


「陸・・・」


「話は聞いた」


「そっか・・・ごめんね?」


「あやまんなって!」



陸は、家を出て行くときから、さらに大きくなっていた。


大人っぽくなった?



ドアのほうを見ると、陸の彼女らしき人


「陸の彼女?」

「ああ」

彼女は、私を見るの、お辞儀をしてくれた


「いい子だね」


「だろ?」


「うん。デートの邪魔しちゃったね」


「そんなことないって」


「ごめん」




陸にも、私は誤ることしかできない・・・


ダメなおねぇちゃんだよね・・・