コクリと頷いた彼女に俺は自身を委ね意識を手放した。 ──死んだらこの少女に会えなくなる....── 何故かそんな考えが頭をよぎった。 先ほどまで無かった恐怖と 少女への信頼が 俺の胸に溢れていた。 会ったばかりなのに 何故か 彼女に死んだら会えなくなる恐怖と すぐ信頼していた自分。 思えばこのときだろうか。 いや、きっと......