「あのさ、ルカ。プレゼントのことだけど」
「どしたの?早く入って、ほら」
ちょ、ちょっと大胆すぎやしませんか、ルカさん。
ぐいぐい背中を押されて、俺は無理やりソファの上に座らされる。
えぇぇ、ソファの上で?
戸惑いを隠しきれない俺に、ルカは何だかうれしそうだ。
「私ね、がんばったよ」
何をだ、何を。
がんばらなくていいから落ち着け。
それは俺もか。
「だから見て見て」
いやいやいや、ちょっとルカさん、待って下さいマジで。
俺まだ心の準備も何もできてないんだって。
一足飛びにこんなことするんじゃなくてもっと段階を踏んで…。
「はい、ルキにプレゼント!」
あぁぁぁもうダメだ。
耐えろ、耐えてくれ俺の理性。


