サキの手助けもあってか、一行は森を無事に出る事が出来ました。

森を出たらすぐに目の前に広がるのは魔王の城でした。

おどろおどろしい印象はなく、ユータ達の住む国のお城と見た目は変わりません。


「いよいよか」

「うわぁ! なんだかすごい楽しみなんだけど!」

「ここに魔王がいると思うと震えが止まらないよ」

「……あの森のモンスター達は放っておいて良かったのかな」

「待っていて下さいね」


5人それぞれが最初の一言を発しました。

そう、いよいよなのです。