「あ、そうだった。はい、ワタシじゃ1個が精いっぱいだったけど……」
サワは3人の傍から離れ、少女の元に駆け寄ると、握っていた赤い木の実を差し出しました。
それを少女が受け取っても、少女はお礼の1つも言えませんでした。
まだ状況が掴めていないのでしょう。
「サワ、改めて聞く。何でああなっていた? というか、何であんな状況に?」
「うーんとね……あの子がね、この木を見上げて困っていたの。
それであそこに木の実があったから採って来ようと思って……」
「それでああなった、って訳だね」
サワはイクトの言葉にうなずきました。
サワは3人の傍から離れ、少女の元に駆け寄ると、握っていた赤い木の実を差し出しました。
それを少女が受け取っても、少女はお礼の1つも言えませんでした。
まだ状況が掴めていないのでしょう。
「サワ、改めて聞く。何でああなっていた? というか、何であんな状況に?」
「うーんとね……あの子がね、この木を見上げて困っていたの。
それであそこに木の実があったから採って来ようと思って……」
「それでああなった、って訳だね」
サワはイクトの言葉にうなずきました。


