「こ、これは……!!」

「ケイト、お前…………」


そこにいたのはケイトでした。が。


「何でモンスターからごちそうになっているんだよ!?」


ケイトは大きな骨つきの肉をほおばっていました。

そして彼を囲むように、木やキノコのモンスターが楽しそうに一緒に食事をしていました。

ユータのその声に反応したのか、モンスター達はそそくさと逃げようとしていました。


「まあ、襲う気は全くないモンスターもいるから良いとはいえ……抵抗はなかったの? ケイト君」

「おい! 俺も混ぜろよ!」


イクトが半ば呆れ気味にケイトに尋ねたそばでは、

ユータが目を輝かせてモンスターとケイトの食事の中に飛び込みました。