「イクちゃん! ワタシ達が名乗らないといけないって! ワタシはね、サワって言うの!」

「まったく、イクトも少しは相手の事考えろよな。俺はユータ。仲良くやろうな!」

「サワちゃんに言われても、お前には言われたくない……じゃなかった。僕はイクト。よろしく」


少年は特に先に名乗ってほしいとも思っていませんでしたが、気を取り直して改めて名乗りました。


「僕の名前は、ケイト」


こうして3バカに新たな仲間が増えましたが、まだ魔王様までの道のりは遠いです。