3バカ+αが魔王様を倒しに行く話。

「…………?」


少年が目を覚ましたのはそれから丸1日経ってからの事でした。

彼の視界に真っ先に入ったのは、少年の顔を覗き込んでいるサワでした。

少年は驚く事もせずただぼーっとサワを見ていました。


「ユータ! イクちゃん! 起きたよー!!」


顔を覗き込む事をやめたサワは半ば興奮気味にユータとイクトに、

少年の無事を大声で知らせました。