3バカ+αが魔王様を倒しに行く話。

それを見ていたユータとサワ、やっていない事を告白するイクト。

では一体誰がやったと言うのか。残る可能性は1人だけでした。

そう、今正に気を失っている少年です。

真実を聞き出したくても、少年は一向に目を覚ましませんでした。


「……とりあえず、彼を連れてこの場を移動しようか。
ユータが吹き飛ばした奴が来る前に。確か1キロ先に町があったはずだ。今日はそこで休もう」


イクトがその場を仕切るように的確に指示を出しました。

それが気に入らないユータはブスッと不機嫌そうな態度でしたが、

イクトの言っている事に間違いはなかった為それに従いました。

ユータが少年を背負い、一行はその場を後にしました。