えっと… あの… “いぢわる王子”って、ついつい言ってしまったのが、気にいらなかったのかな? いぢわる王子は、本屋さんを出てから無言のまま歩き続けた。 その足取りはけっこう速くて。 「あのっ… 玲音っ… ちょっと待って」 あたしが小走りしてやっと、後ろをついていけるほど。 …ったく、もぉ! なに? この豹変ぶり。