未憂にとって・・・俺はなんだ?


友達か?


でも・・・好きな奴じゃないよな


「本当に・・・ごめんなさい」


謝るなよ・・・


俺が泣かせたみたいじゃん


「わかった・・・悪かったよ


変な事言って」


だから 泣かないでほしい


「・・・湊君の事は


友達として・・・好きだから」


友達・・・か


だよな


「・・・未憂」


「だからね・・・ありがとう


私 もう大丈夫だから」


涙を拭って 未憂は笑って


俺を見てそう言った


本当に・・・大丈夫か?


「何かあったら・・・俺に言えよ?


いつでも話ってか


相談乗るからさ」


もちろん 友達として・・・


「うん・・・ありがとう


そろそろ教室戻るね?」


そう言うと 未憂は屋上を出た


残された俺は 再びフェンスに寄りかかる


なんか・・・訳わからなくなってきた