月に秘めた恋

・・・数日後


俺は李生と屋上に居た


「なんかお前とこうして


屋上に居るなんて変な感じだな?」


「・・・そうか?」


李生には・・・聞きたい事があった


「んで? 話ってなんだよ?」


だから・・・呼んだんだ


「お前さ 自分の彼女の事


本当に好きな訳?」


「当たり前だろ?」


「なら・・・なんであいつを


悲しませるんだよ?」


これ以上 俺は未憂が泣くのは


見たくなかった


「・・・何言ってんだよ?」


「最近さ お前他の女子と一緒に


居るらしいじゃん」


「ああ・・・あれは部活のマネージャーだよ」


え?


確か李生は サッカー部に


入ってるんだっけ?


「てか お前なんで知ってんの?」


「あ・・・えっと・・・


見かけたんだよ!」


誤魔化すようにそう言った


まさか 未憂から


聞いたなんて言えない