月に秘めた恋

俺は 少しだけ光里の事が


わかっていた


まだ・・・俺の事が好きなんだって


「光里・・・ごめん」


「何謝ってるのよ!?


それより 未憂ちゃん


大事にしなさいよ?


でなきゃ許さないんだからね!」


そう言って 光里は自分の席に


戻って行った


いい奴だよな・・・


だけど 俺は未憂から


離れないって決めたから


それが・・・俺の役目だと思う


『お前 絶対に未憂を


泣かせるなよ!?


泣かせたら承知しないからな!』


どこかでまた李生の声が聞こえた


ような気がした


わかってるよ・・・


てか あいつの泣いた顔を見るのは


もう嫌だから


ふと 教室の窓から空を見ると


白い月が浮かんでいた


満月か・・・


確か 未憂と会ったのも


満月だったよな?


俺は 月が好きになっていた