月に秘めた恋

・・・放課後


俺は未憂のクラスに向かった


未憂は帰る準備をしている・・・


「羽山未憂って最低だよね?」


「だって 和泉君亡くなって


まだそんなに経ってないのに


もう新しい彼氏出来たんでしょ?」


「及川君だよね? あの子最低じゃん!」


なんて声が聞こえてきた


未憂は・・・鞄に


教科書を入れている


「未憂!」


俺は 教室の出入り口から


叫ぶようにそう言った


未憂は驚いた顔でこっちを見て


慌てて鞄に教科書を入れた


そして こっちにやって来た


「・・・どうしたの?」


「一緒に帰ろうと思って・・・」


「あ・・・そうだね」


なんか・・・どうしたんだろう?


未憂の態度が 少し変だった


「・・・未憂?」


「あ・・・ごめん・・・


帰ろうか?」


そう言って 少しだけ笑って


教室を出た


俺と未憂は玄関に向かう為


廊下を歩いていた