自分を責めているのだと


すぐにわかった


「でも・・・それだと李生の為に


ならないから・・・」


李生は　なんでもお見通しだったのか？


俺が未憂を好きだった事も


未憂の気持ちも・・・


「未憂は・・・どうしたいんだよ？」


1番の問題は　未憂の気持ちだった


俺は　未憂の気持ちを優先したいから


「・・・」


「俺は　いつだってお前の味方だから


俺の事　好きになれなんて


言わない・・・」


「湊君・・・」


未憂が失ったモノは　大きいかもしれない


だけど・・・この想いは


失いたくないから


「失うのが・・・怖いの


湊君を　失いそうで・・・」


そう言いながら　未憂は震えていた


ぎゅ


震えている未憂を抱き締める


「俺は・・・どこにも行かない


未憂のそばに居るって約束する・・・」


「・・・本当？」


「ああ・・・」


だから・・・泣かないで欲しい