「どうすんだよ?」
「え?」
顔を上げると 湊君は
少し悲しい顔をしていた
どうするって・・・何を?
「子供・・・堕ろすのか?」
「・・・」
「李生には何も言わないで
このままずっと黙ってるつもりなのか?」
「・・・」
李生には・・・言えない
だけど このままずっと
黙っている訳にもいかない
「・・・お前の気持ちはわかる
でも 今以上に傷付くのは
未憂とお腹の子供と・・・李生だろ?」
「でも・・・」
「とにかく 送って行くから帰るぞ?」
そう言って 湊君は私の肩を支えて
歩き出した
さっき・・・私は何を言いかけたの?
私はずっと 俯きながらゆっくり
歩いていた
湊君は そんな私の歩幅に合わせた
「・・・なんで?」
「え?」
「なんで・・・私の事なんて
好きになったの?」
「え?」
顔を上げると 湊君は
少し悲しい顔をしていた
どうするって・・・何を?
「子供・・・堕ろすのか?」
「・・・」
「李生には何も言わないで
このままずっと黙ってるつもりなのか?」
「・・・」
李生には・・・言えない
だけど このままずっと
黙っている訳にもいかない
「・・・お前の気持ちはわかる
でも 今以上に傷付くのは
未憂とお腹の子供と・・・李生だろ?」
「でも・・・」
「とにかく 送って行くから帰るぞ?」
そう言って 湊君は私の肩を支えて
歩き出した
さっき・・・私は何を言いかけたの?
私はずっと 俯きながらゆっくり
歩いていた
湊君は そんな私の歩幅に合わせた
「・・・なんで?」
「え?」
「なんで・・・私の事なんて
好きになったの?」


