なんて・・・何バカな事を


考えてるんだよ


「あ・・・湊君・・・」


ドキン


声のする方を見ると 


未憂が立っていた


少し遠慮しながら 


俺の所にやって来る


「・・・昨日は大丈夫だったか?」


「うん あの・・・なんか


私 湊君に助けて


もらってばかりだね」


「そうか?」


「そうだよ・・・3回も助けて


もらったから


あの・・・これお礼」


そう言って 未憂は


小さい袋を差し出した


「何これ?」


「あ・・・クッキーなの・・・


ごめん・・・湊君甘いのダメだったよね


何やってるんだろ 私」


そう言いながら 未憂は顔を


少し赤くしていた


「・・・もらっとく」


そう言って 袋を受け取った


「でも・・・」


「いいから な?」


そう言って 俺は未憂の頭を撫でた