五里霧中




「あっ」


リンの弾んだ声で、灰色の視界が色を取り戻す。


こんな小さな少女にビクビクしている自分が情けない。



「思いついた?」


「うん!カキ氷がいい!」


「カキ氷?」



それはいいかもしれない。


クロだってまだ食べたことがないだろうし。


みんなで作ればHの人格も喜ぶ。彼はお菓子が大好きだからね。