五里霧中




いろいろな感情が混在する脳味噌を掻き毟って、もう一度暗い底に目を凝らしてみる。


きっと君は、この夜の底にいるんだよね。


お人形は一人じゃ動けない。


だから暴走してるんだ。


僕がゼンマイを止めてあげなきゃ。


あの子の心の鎖を解いてあげなきゃ。


それでたとえ僕が死んだとしても、


もう僕には失うものなどとうにないから。