ひとりぼっちがキライだった。 両親がずっと一人に怯えていたから。 だからお友達を探した。 絶対に自分を裏切らない、そんなお友達を。 でも、『絶対』なんてこの世界のどこを探しても見つからなかった。 だから、自分が『絶対』になるしかなかった。 いつだって誰にだって可笑しな仮面を被って接する。 それがどれほど滑稽か、僕にはわからなかったんだ。 ボクは、幼すぎたんだ。