緩慢に動き続ける扇風機の羽を見つめながら、どうでもいい思考を宛てのない青空へ飛ばす。 今日の晩御飯は何だろう。 というか、今日の当番は僕じゃなかったっけ? そんな具合だ。 僕は横倒しになっていた画面を正常な位置に戻すべく、のたりと体を起こした。 畳の上で長時間寝ていたせいか、体中が軋むように痛い。 やはり雑魚寝はよくないな。 そう言い聞かせ、うまく回らない頭を適当に回転させる。