驚愕。 朝、目が覚めて一番最初に抱いた感情がそれだ。 なんて目覚めの悪い朝…… 僕は(何故か)隣で猫のように丸くなり、寝息を立てているクロをまじまじと見つめる。 ……なんで僕の布団で寝てるんだろう。 冬ならまだわからなくもない(?)。 寒かったから、っていう言い訳もできるだろうさ。 でも忘れちゃいけない、今は夏。 このバカみたいに暑い季節に、ウチの黒猫は何を考えているんだ。 と、懐疑心たっぷりに視線を送るほかない。