いつものカウンター席で待ち合わせ。 私の背中には澪生の描いた絵画が飾られている。 私を想い描いた人魚姫。 私は澪生とも別れる決意を固めていた。 澪生の真剣な想いをこれ以上…踏みにじるコトは出来ない。 澪生にはもっと…… 私よりも…ステキな女性が居るはず… 「待たせたね…麻古」 片桐部長が私の隣に座った。