「お~い。ごめん、って。なに怒ってんだよ」 「別に怒ってないもん」 朝から一度も目を合わせてくれない。 やっぱ、昨日途中でやめたのがいけなかったのか? いや、まさかそんぐらいで…? 俺とコイツは、同じ部活だ。 いつもなら部活中は、全然喋らないのに… 「先輩。昨日のこと、覚えてますよね」 なぜか話しかけてきた。 普段喋らない俺たちが喋ってるから、なんか周りにいっぱい集まってる。