掲示板を見ると、俺は4組だった。


悠「夏川っ!!俺も一緒だそ!!」


………コイツが一緒か。


でも、知り合いが少ないよりはいい。


俺らは一緒に4組に入った。



2年も中学に通っていたからか、回りはそんなに知らない奴ばかりじゃなかった。


小学校が同じだったヤツもいるし。


だけど1人だけ知らないヤツがいた。



見渡すとさっきの2人組が4人で話してた。


さっきの小さい方は宮西だったのか。


宮西は俺と同じサッカー部の黒崎 慎也 (クロサキ シンヤ)と付き合ってる。


何回か試合も見に来ていたし、顔は知ってる。


でも、さっきの高い方は誰だったんだ?


と、少し考えてると2人が俺を見てきた。


ん!!!なんだ? 俺が見てたのがバレたのか!?


と思ったが、どうやら違うらしい。


それよりも俺は高い方の奴の顔を見た。


なぜだかあたふたしている。


………おもしろい(笑)


見た目は
黒のセミロングで前髪をあげている。

前髪をあげられるところからして肌がすごいキレイ。

二重ではないが割りと大きい目……



可愛いというより綺麗の言葉が似合う奴だと思った。


………なかなかの美人だ。



俺は珍しく、人に興味をもった。




目が合った。


相手にあまり悪い印象を与えるのもどうかと思ったので


とりあえず、笑った。


悠「夏川っ!!!どうかしたのか?」


俺は笑いながら悠大に

康「何でもない。」

と答えた。

悠大は疑うように


悠「そうか?」


と聞いてきたが、めんどくさかったので無視した。