俺が君を見つけたのは小学校の頃だ。
女の子の中ではわりと背が高く可愛いといえる感じの女の子だった。
そのとき君には彼氏がいたんだよね。
俺にも彼女がいた。
俺の彼女と君が仲がよくて、相談にのってもらったりしてた。 正直そのときは君に憧れてた。
ルックスはいいし相談にのってもらったりしたことで優しくて性格もいいってこともわかってた。

でもやっぱり俺なんかじゃつりあわないなって思ってた。

君は知らないだろうけど先に好きになったのは俺のほうだったんだよ。



そしてそのままあっさり小学校を卒業した。
1つ心残りなのは、君の卒アルの寄せ書きのページに俺の一言を書けなかったことくらいかな。


そして春休みは終わり、中学校の入学式。
前の彼女とも別れ、すべてが0からのスタート。
めちゃくちゃワクワクしてたことを思い出す。

入学式が終わり、先輩のあとについて歩き、教室にはいる。 1年5組。だいぶ新鮮な感じがした。
幸い、小学校から仲のよかった友達がたくさんいて助かった。
酒井、浅井とかだ。そして近くの席だったじゅんやとも仲良くなった。
これからたいていはこの三人のうちのどれかと行動することになる。


ここで