「漣!今日泊まってく?」 その言葉にあたしは驚いて目を見開く。あたしの聞き違いなら今日泊まってくって………。 「…あ!!変な意味じゃなくて!!もう遅いし、暗いから危ないし………。」 そう言って坂原は後頭部を掻く。まぁ2人だけってわけじゃないからね。 「そうさせて下さい。」 あたしの言葉に、坂原はホッとしたように笑った。 「部屋、案内するよ。」 こうしてあたしは、坂原の家に泊まる事になった。