最後の世界がきみの笑顔でありますように。



「空いてるけど……。」


「じゃあ家に迎えに行くから!」



嬉しそうな顔をして、陽は笑顔を浮かべる。



あたしは分けが分からず、ただ首を傾げていた。



何かあるのかな…?今月の22日に…。



そんな事を考えていたら、あっという間に家の前だった。



「じゃあまた明日ね。」


「おう!じゃあまた明日!」


そう言って陽は、あたしに背を向け帰っていった。