理想の自分になりたくて
近付きたくて
必死になって
理想を演じていた


心に浮かぶ感情を
見て見ぬふり
模範的な言葉を
常に並べていた


少しずつすれ違い
いつしか大きな溝が出来て
本当の気持ちを
伝えられなくなっち


疑心暗鬼
襲うは真っ黒な世界
落とされる
奈落の底に


信じられなくて
きっと嘘をついている
近付けなくて
理由並べて遠ざけた


もしかしたら
思うより世界は
優しくて暖かくて
いいのかも知れない


甘えられたら
楽になれるかな
弱さを見せても
叱られないかな


理想の自分は
向き合えばとても曖昧で
硝子のような存在
触れたら壊れそう


流される生き方に
サヨナラを告げて
選んだ道を
歩んでいきたい


新たに描く理想は
強いイメージで
顔を上げて
ゆっくり進もう


生まれた想いを
強く強くだきしめて


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