さいころじかる

「え？ええええ!?猫ってあの猫!?あの…勝手についてきたあの猫ぉ!?」



「うん」



そう言いつつ素手で肉をつかみ食べる少年、いや猫。


少し落ち着いて見ると確かに猫耳、2つに別れた尻尾、汚れた体など、あの猫と似た点が多いなーなんて観察している私はあることに改めて気づいた。



こいつ、全裸だ。



そうだ、丸見えじゃないか、その…アレが、ええええ！いや、それは、ヤバイって



そのとき、そいつはご飯から顔を離し、こっちを向いた



「あの～とりあえず、ありがとうわっなにすんじゃ!?」



私はとっさに近くにあったものを投げつけまくった。


「か、隠せ隠せ隠せ！つーかこっちを向くんじゃあなぁい！！」



「分かった分かったから止めえい!?」



突然のことに2人(？)はパニックです。