そうして、あたし達にとって最後の戦が始まった。 毎日毎日……隊士が死んでいく。 旧幕府軍のあたし達は、新政府軍の武器についていけずその数をどんどん減らしていった。 だが、こちらだけ死んでいった訳ではない。 新政府軍も同じくらいの死人をだしている。 あたしは、役に立てないから毎日皆の無事を祈るばかり。 そんなある日、こちらの本部まで新政府軍が攻め込んできたのだ。