そう言われ、ラウノは愛らしい自分の新妻を見て、笑みをこぼしました。


〔分かった。我妻の願い聞き入れよう。毎夜、あなたを愛したくて堪らなかった。〕

〔ラウノ様・・・〕


ラウノはルイスに優しいキスを落とすと、体をルイスに覆い被せました。


そして一言。


〔今まで我慢していた分、しっかり私を受けとめてくれ。〕


それを聞くと、ルイスは笑いました。


〔それから、あなたは子供を望んでいるかもしれないが、私はしばらくの間、あなたを独り占めしたいからな。こればかりは我慢してくれ。〕

〔はい。わかりました。私もラウノ様を独り占めしたいですから。〕


そう言うと、すぐにラウノに口を塞がられ、力を失った手はシーツの上に落ち、ラウノの手に絡ませられました。



〔まったく・・・私の妻は誘惑上手だな。〕


それを聞いてますます顔を赤くするルイス。


ラウノは愛しい妻に、余るほどのキスと愛情を注ぎました。


声は発せられませんでしたが。


ルイスの妖艶な、そして切ない表情に、ラウノは果てしなく、欲情していきました。