「大丈夫か?」

ん?なんか聞いたことのある優しくかわいらしい声

顔をあげその人を見てみると知らない人だった

あなたは誰?

なんで聞いたことのある声なんだ

あっ!!駅の時にぶつかった人かもしんない

「どうしたんだ?なにかされたのか?」

その人はその優しくかわいらしい声で聞いてくる

あんなことは言えない・・恥ずかしくて

「・・あのなんでもないんです。大丈夫です」

「そう」

この人は私のことを覚えているのだろうか

私は声だけは覚えていたけど

「あの・・」

「ん?どうした?」

「私と前駅でぶつかりましたよね?」

「あぁ~ぶつかったね」

覚えてたんだ

「あんときは大丈夫だったか?」

「はい」

私はそん時初めて顔を見た

声には似合わずかわいさではなくとても整ってて

カッコイイひとだった

「ん?顔になんかついてか?」

とかいい鏡を出し始める

私は思わずふいてしまった

「なんもついてないじゃん(笑)」

「はい。あの~もう大丈夫なんで帰りますね」

「おうよ。気をつけて」

と笑って手を振ってくれた

優しい人だった・・さっきの人とは比べにならないほどに

あっ!!あの人の名前なんて言うんだろう?

?知る必要ないじゃん(笑)



まぁ~知らない人でいいか