「知り合いっつーか…」 春斗が答える。 「確かあの…しばらく休学してた理数科首席の──…」 「り、理数科?!」 俺は声をあげ、がっくりと再び項垂れた。 「おい、領?!」 「……俺は理数科の首席に負けたのか…?」 「まあ、そういう事ですね」 満月がすっぱりと言い切った。 「あぁ〜〜っ!!!」