「お前が……」 「えぇと、失礼ですが、あなたは?」 九条杏里は首を傾げた。 「何か、行事とかで一緒になりましたっけ?」 「お前に、言いたい事がある」 俺のただならない雰囲気に、周りの生徒たちが息を飲んだ。 「なんですか?」 俺は息を吸う。 そして──… 「俺は七瀬領。……宣戦布告だ!!俺は次のテスト、必ずお前に勝つ!!!!」