僕の心は時速60キロで君の元へと向かう。

国道は気持ち良く空いていて、何となくカーステレオに合わせて歌なんて口ずさんでみる。

次の交差点に有るコンビニで君に頼まれたプリンとミルクティーを買う予定だ。

嬉しそうに冷たいミルクティーを飲む姿を思い浮かべ、思わず微笑んでしまう。

そんな彼女の事が大好きだ。







私の心は、マンションを飛び立ち、車を運転する彼の元へ。

橋を渡っている頃かな?

それとも、コンビニで買い物してるかな?

数有る種類の中から、私を思いながらプリンを選ぶ彼の姿を思い浮かべ、思わず微笑んでしまう。

そんな彼が大好きだ。







チャイムが鳴る。

玄関が開く。

そして再び出会う二人。




そんな、かけがえのない奇跡。