「何何何っ!?花乃、すごいじゃん!」 「え…いや、別に」 「頑張ってよ!!」 そう、クラスメイトの美和が言ってくれた。 それからずっと。 先輩の顔が頭から離れなくて。 夜も眠れないくらいずっと声が聞きたいと願ってる自分が居る。 「前原…先輩」 想うと涙が出てきた。 考えると頬が熱くなった。 もうこれは、どうしても誤魔化せない、‘恋’-。