永久の贄[BL]

「海理ぃー!!」


部屋に運ぶのも大変だったから、そのまま俺の部屋に寝かせることにした。

全く、自分の体調分かっているのか? こいつ。


「病気自体なるのは初めてなんだろ? だったら教えてやる。
病気って言うのはな、そうやって動きまわると治りが遅くなるんだよ。覚えておけ」


海理の額に濡らした手拭いを置きながら、身体に障らない程度に軽く説教をする。

多分聞いていないと思う。でも言わないよりはマシ。

すると海理はだるそうな声でポツポツと言葉を発していく。