永久の贄[BL]

そんな事を考えながら洗濯物を洗ってから干して、簡単に屋敷の掃除をして。

そうして気付けばお昼になっていた。雪と月花は帰ってきていない。

……昼飯を海理の所に運ぶ事、決定。行きたくない。

どうせ寝ているだろうから無視しよう。そうしよう。


「おい」


自室でそう決意していると、弱弱しいような声が背後から聞こえてきた。

振り返ればそこにはフラフラで汗をかいている海理の姿があった。何でこんな所に……!?


「しばらく放っておいたが、もう我慢出来ない」

「な、何がだよ……」

「オレがこうなったのは断じてお前のせい……で、は」


お前のせいではないと言いたかったのだろうけれど、

最後までその言葉を言いきる事が出来ずに、海理はそのままその場にズルズルと倒れて行った。