永久の贄[BL]

「さ、行きましょう。僕だって暇じゃないんです。
僕には月花が、彩十さんには海理様が待っている」


困らせたお詫びに野菜を全部持つのを引き受けて、

まだ海理と二人きりになるのは嫌だけど雪達をこれ以上困惑させたくなかったから、

素直にそれに従った。そして屋敷に戻って三十分くらいして、

雪は今度は月花と一緒に出掛けて行った。海理の代わりに仕事をしに行ったのだろう。

……家事を任されたし、洗い物をしておこう。昼飯も何か簡単に作っておかないとな。