永久の贄[BL]

熱のせいと言うのもあるだろうけれど、

いつもの海理じゃないからどう接すれば良いか分からなくなってしまう。

少しだけ冷めてしまった四人分のおかゆをそれぞれ三人に渡した。

朝食が始まれば少しは空気も変わるだろうと思ったけれど、

相変わらずの空気は少し重々しい。こんな重々しい朝食は初めてなんじゃないかと思う。

そしてその原因はやっぱり……。


「今日以降のお勤めの事でしたら私達が何とかしますので……」


月花が初めて仕事の事を口にした。そうか、海理は長だから忙しい奴なんだ。

もしかして仕事に行けなくてそんな暗い表情をしているのか? んな大げさな……