永久の贄[BL]

ちゃんと味見はしたし……これで大丈夫なはずだ。

作りだしてからどれくらいが経ったかは分からないけれど、

おかゆも卵酒も無事に完成した。後は持って行くだけだ。


「ちょ、駄目です! 死んでしまいます!」

「そのままだとお気分が悪いでしょうに」


早く食べてもらいたいという一心で、お盆に四人分のおかゆを置いているとどこからともなく大声が聞こえてきた。

雪と月花だ。海理の声が聞こえないのはきっと弱っているからだろう。

絶対に何かがあったに違いない。急いでおかゆを持って勢い良く部屋に入ってみれば……。