そして今。海理の屋敷と同じくらいに大きな屋敷に、
海理と共に来た俺はある意味鬼のような姿異形の者と遭遇している。
俺の顔をまじまじと見るのは、とある見た目は六十位の女性である。
背が低く、俺の腹辺りくらいの背丈。雪のように真っ白な白髪は床に付いている。
その髪は緩く赤い紐で結われていた。そして姿は海理と同じ人間の姿。
これの何処が鬼のようかと言えば。
「紹介する。ババ様だ。この里で一番の長老で、今年で確か……」
「馬鹿者! ワシの年齢を忘れるとは何事じゃ! ワシは今年で丁度二百じゃ」
「そう、二百歳。オレの次に偉い人だと思っても良い。
長老ってだけじゃない。ババ様は強い魔力の持ち主なんだ。呪いなんかもすぐ解く」
海理と共に来た俺はある意味鬼のような姿異形の者と遭遇している。
俺の顔をまじまじと見るのは、とある見た目は六十位の女性である。
背が低く、俺の腹辺りくらいの背丈。雪のように真っ白な白髪は床に付いている。
その髪は緩く赤い紐で結われていた。そして姿は海理と同じ人間の姿。
これの何処が鬼のようかと言えば。
「紹介する。ババ様だ。この里で一番の長老で、今年で確か……」
「馬鹿者! ワシの年齢を忘れるとは何事じゃ! ワシは今年で丁度二百じゃ」
「そう、二百歳。オレの次に偉い人だと思っても良い。
長老ってだけじゃない。ババ様は強い魔力の持ち主なんだ。呪いなんかもすぐ解く」


